高ホモシステイン血症

【高ホモシステイン血症とは】
ホモシステイン(Homocysteine: Hcy)とは、必須アミノ酸の一つメチオニンの中間代謝産物のアミノ酸で、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12等の代謝に関与しています。心筋梗塞、脳梗塞、深部静脈血栓症等の動脈血栓症、静脈血栓症と高ホモシステイン血症の関係性が注目されています。ホモシステインと血栓症の機序としては、過剰のホモシステインによる血管内皮傷害、トロンボモジュリン(TM)、プロテインC(PC)、プロテインS(PS)系の抗凝固活性の低下、血小板活性化等が考えられています。詳しくは金沢大学血液内科・呼吸器内科のページをご覧ください。
http://www.3nai.jp/weblog/entry/63679.html

【高ホモシステイン血症の検査】
採血検査にて血中のホモシステイン濃度を測定します。基準範囲は、3.7~13.5 nmol/mLとされています。血中ホモシステインは先天性代謝異常のホモシスチン尿症で高値となります。ホモシスチン尿症は、先天性にシスタチオニンβ合成酵素が欠損していることが原因であることが特定されており、血中メチオニンは高値となります。新生児マススクリーニングの対象となっています。詳しくは小児の内分泌専門の診療科に紹介します。
後天的な因子としては、
・加齢
・喫煙
・男性
・閉経
・ビタミンB12欠乏、ビタミンB6欠乏、葉酸欠乏
・腎機能低下
・肝機能低下
・糖尿病
・甲状腺機能低下症
・薬剤性、他
などがあります。詳しくは金沢大学血液内科・呼吸器内科のページをご覧ください。
http://www.3nai.jp/weblog/entry/35365.html

【高ホモシステイン血症の治療】
高ホモシステイン血症は血栓症の発生と関係しています。ビタミンB群や葉酸の投与が血栓症を減らすとはわかっていないようです。後天的な因子の中で修正可能な因子に対しては生活習慣の改善等を行います。血栓症のスクリーニング検査の一つとしてホモシステインを測定することがあります。


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