循環作動薬

循環作動薬

循環作動薬とは?

循環作動薬とは血管収縮薬、昇圧薬、強心薬、交感神経刺激薬等の総称です。静注薬はアナフィラキシー、ショックの治療に、経口薬は主に低血圧、徐脈の治療に使います。診療所の外来で静注薬が必要になることはまずありません。

・静注薬:ボスミン(アドレナリン)、ノルアドリナリン(ノルアドレナリン)、イノバン(ドパミン)、ドブトレックス(ドブタミン)、ネオシネジン(フェニレフリン)、エフェドリン、ミルリーラ(ミルリノン)、コアテック(オルプリノン)、ピトレシン(バソプレシン)、他
・経口薬:メトリジン(ミドドリン)、リズミック(アメジニウム)、他

・α1作用:血管収縮作用
・α2作用:血管収縮作用
・β1作用:心拍数上昇作用、心収縮力増強作用
・β2作用:気管支拡張作用、血管弛緩作用
・β3作用:平滑筋弛緩作用
・D作用:腎血管拡張作用

カテコラミン受容体にはα1、α2、β1、β2、β3、D受容体があり、副作用、薬剤相互作用でしばしば問題になります。