テストステロン低下症

テストステロン低下症とは?

男性ホルモン「テストステロン」の低下が原因で、様々なテストステロン欠乏症状を来す状態です。加齢性腺機能低下症(late onset hypogonadism: LOH)症候群とも呼びますが、20代から80代まで幅広い年代で起こります。

テストステロン欠乏症状:疲れやすい、寝ても疲れが取れない、熟眠感低下、意欲低下、筋力低下、頻尿、性機能低下、イライラ、焦燥感、等

診断は「男性の性腺機能低下症ガイドライン2022」に従います。
採血にて遊離テストステロン値測定:
・11.9pg以上「正常」:テストステロン低下なし
・11.8pg以下「低下傾向」:テストステロン補充療法を考慮
・8.5pg以下「明らかな低下」:テストステロン補充療法の適応

テストステロン低下症の治療

(1)テストステロン筋注「エナルモン」:保険適応、1本約200円、効果持続3-4週間
(2)テストステロン外用クリーム「グローミン」:市販薬、自費3000-4000円
(3)生活習慣改善:筋トレ、理想は週7、30分以上、十分な睡眠、良質な食事(蛋白質、アミノ酸)、お酒飲み過ぎを控える、過労を控える
専門外来として日本メンズヘルス医学会「メンズヘルス外来」があります。