基本:食事療法と運動療法
減量の基本は食事療法と運動療法で、この2つで痩せるのが最も自然であり、理想です。
1、食事療法:摂取カロリーを消費カロリーより減らす、糖質、脂質、タンパク質
2、運動療法:有酸素運動(ジョギング等)、無酸素運動(筋トレ等)、週7、30分以上
減量補助
食事療法、運動療法に加え、減量の補助として以下の選択肢があります。
・リベルサス:食欲抑制、3mg(139.6円)、7mg(325.7円)、14mg(488.5円)
・ウゴービ:週1皮下注射、指定3学会の認定施設のみ処方可
・オゼンピック、トルリシティ、マンジャロ:週1回皮下注射、効果が高いが薬価も高い
・ボグリボース:糖質吸収抑制、食後高血糖抑制
・「アライ」(オルリスタット):脂質吸収抑制、市販薬(2024年4月発売)
・フォシーガ、ジャディアンス:糖質排出、水分排出、心保護、腎保護
・防風通聖散(脂肪燃焼補助、効果はマイルド)、防已黄耆湯(浮腫)
・減量手術:胃内バルーン留置術、胃切除術、胃バイパス術、他、専門施設へ紹介
減量補助の薬剤使用に対して否定的な考え方の医師や薬剤師もいますが、お茶の水循環器内科の考え方としては減量によって多くの生活習慣病、心血管疾患の改善、予防が期待出来るため、減量補助の選択肢の一つとして考慮しています。